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ほんのり戯れ言帳

猫と食べ物と遊び。そして時々思考する。

カテゴリー「映画の事」の記事一覧

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張涵予-(チャン・ハンユー)を映画で観る。

 中国の俳優、張涵予、彼をスクリーンで観る(堪能する)ために、行ってきた。
(微・ネタバレ注意・たぶん)

結論として、堪能できる!できすぎる!いやいや、ほんとに堪能三昧。
コレに尽きる!


原作は『君よ憤怒の河を渉れ』1974年に発行された、西村寿行の小説。
1976年に高倉健主演で映画化され、これを1979年に『追補』として中国が外国映画として公開した。

そして、2018年に張涵予主演となった。

物語ざっくり。
製薬会社の顧問弁護士ドゥ・チウ(張涵予)が、うっかり、殺人事件の容疑をかけられ、命まで狙われて、どう切り抜けるかという話し。

コレしか無いですよ。
なんと言われてもコレなの。

え?込められた意図とか、社会の闇に迫るとか、そういうの読み取れないの?バカなの?ってお思いの方もいるでしょうが、いやね、だって、ねぇ。

張涵予しか観てない、からだろと言われても(そうだけれど)どうすりゃいいんだ。

なぜ無実の罪を着せられたのか、どんな陰謀が隠されているのか、暗殺者の登場、黒幕はどこの者なのか。
考えながら観るのだけれど、途中から「それいらない気がする」と感じ、張涵予だけを観ることにした。

日本(大阪)が舞台でありながらの、派手な銃撃戦、誰も彼も躊躇なくバンバン人を撃つ。

私は、あれですよ、仁義なき戦いとか、そういう系を観たこと無いので、日本が舞台でありながらの、スクリーンいっぱいに飛び交う銃弾やらは「なんかすげー」というアホ丸出しな感想しかないのだ。
だが、アクションシーンは良い感じの見応え。
アクションに次ぐアクション、更にアクション、そしてアクションの畳みかけ。
社長秘書は舐めたら、殺られる。

無敵人間な、倉田保昭演じるホームレスの坂口に、張涵予までもが!なところで、思考停止した。

昭和の香りがどんと迫ってくるところとか。
インド映画をにおわせるダンスシーンに突入か、とか。
(が、たぶんこれ宮廷の宴会につきものの、歌舞かも)
色々気になるが、が。

仁義なき戦いも、男たちの挽歌も知らぬ故、適切な紹介も出来なくてスマヌ(´;ω;`)


だが、中華ドラマ(映像)堪能三昧な方たちにとって、張涵予が日本の映画館で観られるという貴重さは確実です。
(グレートウォールは主演じゃないし、露出イマイチだし、退場早かったし)
血しぶき飛ぶけど平気です。
普段見ている映像(中国史劇)に比べたら可愛いもんです。


言語は日・中・英が入り交じってて、それも面白い。

※この記事はダメな感想の例です(´・ω・`;A)
もうあかん・・・。


マンハントMan Hunt<追補>

君よ憤怒の河を渉れ
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映画「ドリーム」

心はすでに月に立っている。

さて、やっと、日本で上映された映画『ドリーム』を観てきた。



時代は米ソの宇宙開発、有人飛行を成功させる競争が繰り広げられていた1960年初頭。
この頃は、まだまだ人種を分離する制度も色濃くあり、通える学校、バスの座席、トイレ、使用する用具類など、様々な不都合が押しつけられていた。

バージニア州ハンプトンのNASAラングレー研究所にある、西計算グループ(関連する数値を「人」が計算している)に所属している(人種によって東西にわけられている)ドロシー、メアリー、そして、幼い頃から数学の天才として才能を見いだされていたキャサリンたちは、人種、性別が足かせの中、日々を懸命に生きていた。

管理職不在の中、同じように仕事をこなすドロシーは管理職を望むが却下され、技術部門に配属となったメアリーはエンジニアを望むが、やはり規定(白人しか通えない学校での修了課程)を満たしていないと却下される。
キャサリンは、宇宙特別研究本部へ能力を買われ配属となるが、雰囲気はとげとげしい。

キャサリンの計算能力は少しずつ認められていくも、人種的な不便はついて回る。しかしそんなことに周囲は気にもかけない。不便があることさえ知らないのである。

そして、IBMコンピューターが導入されることになり「人」が行っていた計算が必要とされなくなっていく事に。



この中で描かれている3人の女性は、それぞれが「初の~」として名前を残した人物。
彼女たちがそこにたどり着くには、当時、様々な壁が立ちはだかり、ひとつ崩してまたひとつ崩してだった。

また、白人種たちの当時の意識は人種の差別や偏見、不便を強いていることをそうは思っていないこと、それこそ当たり前のことなので空気をするように強いているのだと言うことが、終盤によく現れる。

彼女たちの才能が埋もれなかったのは、ほんの少しずつだが、才能そのものを認めて、信頼してくれる人により、諦めずにいられたこと。
そうして実質的な距離と、心の距離を一歩ずつ縮めていき、マーキュリー計画を前進させていくことが、後のアポロ計画、ディスカバリーに繋がっていく成功を大きく支えたのである。


物語の展開は、決して鬱々としておらず、テンポ良く、軽快なステップのを踏むように流れていく、だからこそ所々挟み込まれていく彼女らが置かれている状況や台詞にはっとし、印象深く残り、心をつかまれる。

鑑賞後は爽快感とワクワクで満たされる。
是非とも、彼女たちと一緒に宇宙(そら)を夢見る時間を過ごしていただきたい。

映画『ドリーム』公式サイト

「新 感染 ファイナル・エクスプレス」(釜山行き)

昨年、劇場で自身、初のゾンビ映画「アイアムヒーロー」を観て感嘆。

そして、同じ年の7月に韓国で上映された「釜山行き」、以前から気になっていた映画で、やっと日本での上映(何でこんなに遅いのだろう?)

邦題は「新 感染 ファイナル・エクスプレス」
(邦題のダジャレ感に関してはあえて突っ込まないけれども、考えた人が自分のセンス最高って思っていたら突っ込みたい)
主演、コン・ユ(ドラマ・コーヒープリンス1号店、映画・トガニなど)。
他にも韓流ドラマなどでおなじみの方たち。
韓流は、色々ドラマを見ていたが、映画を映画館で観るのは始めてで、あの大きな画面一杯に何が起こるのか楽しみであった。

思い立って水曜レディーズデーのお得な日で最後の上映時間、レイトショーにて鑑賞。
しかも、そのスクリーンたった一人だったので、お得感が最上級レベル。
そういう意味だけでも心に残る作品である。
(おかげで気持ちが先走り気味で観始める事にw)

物語は→
ファンドマネージャーで仕事人間のソグ(コン・ユ)は家庭を二の次三の次で妻と別居中。母と娘と暮らしている。娘スアンの誕生日用にプレゼントをするが、こどもの日の贈り物と同じ物だったためスアンはため息。
スアンは誕生日、釜山にいる別居中の母に会いに行くことを望み、一人で行くと言い張るがソグは仕事の都合をつけ、一緒に行くことにした。

 翌日、ソウルから釜山行きの高速鉄道KTXに乗り込み釜山へ向かうが、怪我をした一人の女性が乗り込んできたことから、感染爆発が恐ろしいほどの勢いで起こっていく。
 果たして釜山にたどり着けるのか、何人が生き残れるのか。

→といったところ。

親子のソグとスアン、これから家族が増える妊婦のソギョンと夫のサンファ、高校生カップル、老姉妹、自己中心的な男性と、いくつかの状況が用意されている。



この感染爆発は、全国で起き「暴動」としてメディアで伝えられた。車両内で報道を観た乗客たちは「大変だなぁ」くらいの感覚であるが、このあとKTX内が急速に閉塞されていく。


さて、この映画はホラー、ゾンビと括られるようだけれども、全体的な印象では「パニック」「アクション」「ヒューマン」時々ゾンビ。
(ノベライズにおいてはゾンビという表現がされていないとのこと)


感染者は大量にあちらこちらで、ぼろぼろぼろぼろとあふれ出てくる。
窓を割って一気に吹き出すかのように、雪崩のように、ヘリコプターからぼたぼたぼたって降って、屋外では獲物(生存者)へ向かってアスリート並みの走行で一点を目指し追いかけ集まってくる。そう、集まってくるの。一人が気づくと皆気がつくみたいに。
感染者に個性は無いが、目的を同じにした集団の力はとてつもなく強く、個性を持った生存者たちをガンガン追い詰め、優しさや愛情をぶちこわしていく。

阿鼻叫喚の列車内、サンファの力強く、頼もしい肉弾戦。
運転席で車内の状況を知りながらも隔離された孤独な空間で、冷静さを保ち釜山へ向かう運転手。

釜山へ、スアンを母親のところへ送り届けるという使命感、ソグはこのたった数時間で自分本位な部分がどんどんそぎ落とされ、人間として、父親として変化をしていく。
そこには、スアンが言った辛辣な自分への指摘、妻とお腹の子はもちろんだが、周りの生存者を最後まで切り捨てることの無いサンファの存在かもしれない。

また、自己中心的な男性ヨンソクはソグが一人だったら、という位置にいるのかも。
これがまた、ホント最後までくせ者で、コンニャロウって思った。

感染の原因はなんだったのか。
スアンが目にする人間の醜悪さ。
それらも含め、最後まで目の離せない、離したくない展開。

列車内という情け容赦ない閉塞な空間で、いったい何人生き残れるのか、ていうか生き残ってくれーって気持ちで一杯になる映画だった。

※感動した、号泣した、泣けるという感想宣伝に惑わされてはならない。(個人の感)


新 感染 ファイナル・エクスプレス公式サイト

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