忍者ブログ

ほんのり戯れ言帳

猫と食べ物と遊び。そして時々思考する。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

旅立ちの訪れは静かに寂しく

頭の中も、心の中も、滞ることのない刻の流れのままに動かされてはいる。
だが、その動きが整然と経路を巡ってはいない気配だ。

とっちらかったまま動いている刻(とき)、日々は過ぎるし、過去にもなっていく。
出来事が受け入れるべき事実で過去となり想い出になるのだから、漫然とした流れは優しいものだ。

来た頃のちびちびみるは、いつの間にか丸々としてまるみるになる。
我が家の子として過ごした時間、私の中ではあまりにも短くて、いつまでもずっと無条件で一緒にいられるものだと思っていた。


その日の夜、2~3分前、私の布団でうとうと寝ていたみるを目にして私は部屋を出た。そして戻ってきた私が見たのは、部屋のすぐ前の廊下で横になり倒れている姿。

あまりのことに衝撃を受けながらも大きな声で何度も呼び戻した。自分の中で心臓が打ち震えているのを感じる。抱き上げても力なくぬるっと落ちていきそうになる。気がついた息子と娘も、懸命に手を尽くした。夜間の病院を探し当て向かったが、そのまま私達の呼び声に答えることはなく、旅立ちを受け入れるしか出来なかった。

人が好きで、来訪者はまんべんなくお相手をしてくれる。
家族の中では姉猫のゆえねえが一番好き。くるるんと喉を鳴らして見つめてくる。
L字型のドアノブの開け方を学習してしまい、夜中や明け方にガチャガチャと子供達の部屋に侵入し出される日々。

みるは、私が見つけてきた子(保護猫を譲り受けた)だったが、甘えてべったりしてくることがなかった。
スキンシップは得意ではなかったようなのと、姉猫にちょっと遠慮しているところがあった気がする。それでも、撫でて撫でて、くるるんと鳴く。

旅立った理由は誰も知ることが出来ず、ただただ呆然とした。
わからないからあれこれ自分の落ち度を探してしまい、自責の念に駆られていきそうになる。
医師ですらわからな事に自分の落ち度を探すことは出来ない・・・。

こんなにも早い旅立ちを、だれもが思わなかった。
私達は精一杯愛しただろうか、精一杯幸せにしてあげただろうか。

虹の橋のたもとで待っていてくれて一緒に渡ってくれる、そう聞いたことがある。
みるは誰を待っていてくれるのだろうか。
その時は、あの、くるるんという声で迎えてくれるはず。

だから今はあふれる感謝を、私達の可愛い家族、みるへ贈る。

PR

プロフでほほいのほい

どんなやつ?
プロファイルのページ

こちらはホームページです
お越しいただけるとうれしいですが、まだ工事中です(´・ω・`;A)
↑ ここになんか書いてあります

つったかたー

Facebookもあったりする

・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・ 自分への癒やし

ぶろぐらむ

ブログランキングならblogram

素材やさん

お借りしている素材屋さんです。
Copyright ©  -- ほんのり戯れ言帳 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]