ほんのり戯れ言帳
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「新 感染 ファイナル・エクスプレス」(釜山行き)
- 2017/09/07 (Thu)
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そして、同じ年の7月に韓国で上映された「釜山行き」、以前から気になっていた映画で、やっと日本での上映(何でこんなに遅いのだろう?)
邦題は「新 感染 ファイナル・エクスプレス」
(邦題のダジャレ感に関してはあえて突っ込まないけれども、考えた人が自分のセンス最高って思っていたら突っ込みたい)
主演、コン・ユ(ドラマ・コーヒープリンス1号店、映画・トガニなど)。
他にも韓流ドラマなどでおなじみの方たち。
韓流は、色々ドラマを見ていたが、映画を映画館で観るのは始めてで、あの大きな画面一杯に何が起こるのか楽しみであった。
思い立って水曜レディーズデーのお得な日で最後の上映時間、レイトショーにて鑑賞。
しかも、そのスクリーンたった一人だったので、お得感が最上級レベル。
そういう意味だけでも心に残る作品である。
(おかげで気持ちが先走り気味で観始める事にw)
物語は→
ファンドマネージャーで仕事人間のソグ(コン・ユ)は家庭を二の次三の次で妻と別居中。母と娘と暮らしている。娘スアンの誕生日用にプレゼントをするが、こどもの日の贈り物と同じ物だったためスアンはため息。
スアンは誕生日、釜山にいる別居中の母に会いに行くことを望み、一人で行くと言い張るがソグは仕事の都合をつけ、一緒に行くことにした。
翌日、ソウルから釜山行きの高速鉄道KTXに乗り込み釜山へ向かうが、怪我をした一人の女性が乗り込んできたことから、感染爆発が恐ろしいほどの勢いで起こっていく。
果たして釜山にたどり着けるのか、何人が生き残れるのか。
→といったところ。
親子のソグとスアン、これから家族が増える妊婦のソギョンと夫のサンファ、高校生カップル、老姉妹、自己中心的な男性と、いくつかの状況が用意されている。
この感染爆発は、全国で起き「暴動」としてメディアで伝えられた。車両内で報道を観た乗客たちは「大変だなぁ」くらいの感覚であるが、このあとKTX内が急速に閉塞されていく。
さて、この映画はホラー、ゾンビと括られるようだけれども、全体的な印象では「パニック」「アクション」「ヒューマン」時々ゾンビ。
(ノベライズにおいてはゾンビという表現がされていないとのこと)
感染者は大量にあちらこちらで、ぼろぼろぼろぼろとあふれ出てくる。
窓を割って一気に吹き出すかのように、雪崩のように、ヘリコプターからぼたぼたぼたって降って、屋外では獲物(生存者)へ向かってアスリート並みの走行で一点を目指し追いかけ集まってくる。そう、集まってくるの。一人が気づくと皆気がつくみたいに。
感染者に個性は無いが、目的を同じにした集団の力はとてつもなく強く、個性を持った生存者たちをガンガン追い詰め、優しさや愛情をぶちこわしていく。
阿鼻叫喚の列車内、サンファの力強く、頼もしい肉弾戦。
運転席で車内の状況を知りながらも隔離された孤独な空間で、冷静さを保ち釜山へ向かう運転手。
釜山へ、スアンを母親のところへ送り届けるという使命感、ソグはこのたった数時間で自分本位な部分がどんどんそぎ落とされ、人間として、父親として変化をしていく。
そこには、スアンが言った辛辣な自分への指摘、妻とお腹の子はもちろんだが、周りの生存者を最後まで切り捨てることの無いサンファの存在かもしれない。
また、自己中心的な男性ヨンソクはソグが一人だったら、という位置にいるのかも。
これがまた、ホント最後までくせ者で、コンニャロウって思った。
感染の原因はなんだったのか。
スアンが目にする人間の醜悪さ。
それらも含め、最後まで目の離せない、離したくない展開。
列車内という情け容赦ない閉塞な空間で、いったい何人生き残れるのか、ていうか生き残ってくれーって気持ちで一杯になる映画だった。
※感動した、号泣した、泣けるという感想宣伝に惑わされてはならない。(個人の感)
新 感染 ファイナル・エクスプレス公式サイト
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